駄文

哲学

井の中の蛙大海を知りて航海に出づ

《 約 6 分 : 3445 文字 》 中学時代まで 物心がついたころには、自分が周りよりも勉強ができるということがわかっていた。 それから少しして、勉強ができると生きやすいということに気づいて、さらに勉強するようになった。 でも俺の生まれ育ったところはとても...
哲学

絶望の彼方へ

《 約 5 分 : 2913 文字 》 人生とは人が生きた軌跡に他ならない。では生きるとは何か。単なる生命の維持ではない。そこに轍は遺らない。 生きるとは絶望の彼方へ行くことだ。 生きていれば、必ず直面することになる。他者への憐憫、友人との決裂、親への憎悪、自らの愚...
恋愛

好きという欲望、愛するという反応

《 約 4 分 : 1935 文字 》 愛されたい。ただ漠然と、愛されたい。 どれだけ強がって孤独が好きな振りをしても、必ずいつか寂寞が夜とともに襲う。 そんな夜に独り歩けば、やけに身体は重い。反対に頭は冴え渡っていくけれど、疑念と絶望を量産し続けるだけで、一層歩み...
恋愛

消極的に愛するということ

《 約 6 分 : 3462 文字 》 教室の中。 そしてさらに言えばそれが1学期の終わりなんだと、温度も風景も知覚できないながらに、空間に漂う独特の寂しさと忙しなさで何となくわかった。 私も机の中をせっせと片付けていた。確か一番廊下側の席だったと思う。 教室...
タイトルとURLをコピーしました