【AppleMusic・AWA・Spotify】音楽サブスクアプリって結局どれがいいのか?

音楽
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サブスクリプションサービスは結局どれがいいのか

サブスクリプションとは定期購読という意味の英単語で、現在では指定の月額を支払うことで特定のサービスを期間中ほぼ無制限に無料で利用できるというサービスのことです。今回はその中でも音楽のサブスクリプションサービスを比較してみたいと思います。Apple Music、AWA、Spotifyの主要3サービスに焦点を当ててみていきます。

結局どれも同じ?

サブスクがどんなものがわからない人のためにも、その説明として、3つに共通する部分から説明していきます。

料金

Apple Music、AWA、Spotifyの3つ全て、月額は980円となっています。また大学生は学割を利用することができ、その際は480円になります。普通はスマートフォン、もしくはPCで各サービスのアプリをダウンロードし、アプリを開けば登録案内がスタートします。(iPhoneの場合、Apple Musicは既にインストールされています)サービスを利用開始した後、AWA、Spotifyなら1か月、Apple Musicなら3か月は無料で利用できるようになっています。

曲数

Apple Music、AWA、Spotifyの3つ全て、プロモーションでは「6500万曲以上が聴き放題」と謳っており、実際使ってみた感覚としても利用できる曲数に違いはないように見えました。3つの内どれかだけが曲が多いということもないですし、どれか一つのサービスのみでサブスク解禁ということもありえないことのように思えます。また、「6500万曲って実際どれくらい?」と思っているなら、ほぼ聴けない曲はないという意味だと思っていいでしょう。勿論、有名なアーティストでもサブスク解禁していない方たちもいますが、それを加味しても、やはり圧倒的な曲数です。基本的に聴きたい音楽は概ね聴けると思っていいでしょう。

※サブスク解禁とは・・・今ではほとんどのアーティストの楽曲がサブスクで聴き放題の世の中だが、一部そこでは聴けないアーティストもいる。CDを店舗に販売してもらうように、アーティスト(が所属するレーベル)はサブスクリプションサービスに楽曲のデータを提供するのであり、こういった業務上の提携がなければ楽曲はサービス上提供されえない。様々な理由で楽曲をサービスへ提供していないアーティストもおり、また、そのようなアーティストがサービスに楽曲への提供を解禁することを「サブスク解禁」と呼ぶ。現在サブスクで聴くことができないアーティストにはBLUE HEARTSやMYTH&ROIDなどがいる。

ストリーミング再生・オフライン再生

月額を支払いアカウントを登録すればサービスが利用できます。基本的にサブスクリプションサービス上で音楽を聴く際、それはストリーミング再生となります。つまり、YouTubeで動画を見ているのと同じ状態、ということです。無論動画ではありませんのでそこまでデータ使用量が大きいわけではありませんが。ストリーミング再生のほかに、楽曲を端末にダウンロードしてオフラインで再生する機能もあります。移動や外出時に聴く場合や、好きなアーティストの曲など何度も同じ曲を聴くであろう場合はダウンロードしておけば、再生のたびにデータ消費が発生することはありません。またダウンロードした曲でプレイリストを作ることもできます。

歌詞表示

ほとんどの楽曲で歌詞が閲覧できます。勿論楽曲再生中に閲覧できます。聴きたいパートの歌詞のをタップするとそこまで楽曲がカットされる「ボイスカット」機能もあります。曲を聴きながらカラオケの練習をするときなんかは便利ですね。

アプリデザインやUIについても大差はなく、概ね使い方や機能は同じと思っていいでしょう。特筆すべき機能などについては後述しますね。主要な機能としては、聴きたい曲を検索したり、自動でプレイリストを生成したり、ノンストップラジオなどがあります。

極論、どのアプリも大体同じです

とはいえ、所々長所短所があるので、ここからは各アプリの特徴に注目していきます。

※ここから先は私の主観や偏見が多いに含まれます。

Apple Music

良いところ

  • キューが見やすい
  • 「似た曲」を自動再生できる
  • MV見れる

Apple Musicを使ってみた感想として1番に浮かぶのは、キューの使いやすさですね。キューというのは下の画像のような、再生中の楽曲リストです。楽曲の再生中に見ることができます。

次に再生される楽曲の順番も直感的にすぐに入れ替えることができます。また、下にスクロールすればこれから再生される曲が見れるのと同様に、上にスクロールするとこれまで再生された楽曲の履歴を見ることができます。この画面と歌詞を閲覧する画面が行き来しやすいのも良いです。少し地味かもしれませんがこういう基盤となるアプリのデザインに魅力を感じました。

さらなる特筆事項として、「自動再生」機能があります。上の画像の「次に再生」と書かれた部分の右に矢印などのマークが3つ並んでいますが、これらが再生設定の機能になります。2つの矢印が交差したのは「シャッフル再生」機能、2つの矢印がサイクルを作っているのが「リピート再生」機能(アルバムやプレイリスト単位でのリピートと、1曲のみをリピートするモードを切り替えられます)、そして無限マークが「自動再生」機能です。

この「自動再生」機能がまたセンセーショナルな機能で、何が自動で再生されるかというと、アプリが探してきた、現在再生されている曲と「似たような」曲なんですね。勿論ユーザーの楽曲再生データからAIがプレイリストを生成してるんでしょうが(YouTubeのあなたへのおすすめみたいなもんなのかな)、「こんな曲もっと聴きたいなあ」みたいな時結構ありますよね。あとは特段好きなアーティストがいない人とか、いろいろニーズがありますよね。個人的には良いと思った機能でした。

あと、Apple Musicでは楽曲のMVも閲覧できます。YouTubeにアップされていないMVも一部ありますよ。

悪いところ

  • 歌詞間違ってる
  • 楽曲のダウンロードめんどくさい
  • オフタイマーもめんどくさい

逆に悪いところと言えば、たまに歌詞間違ってることですね。これに尽きます。どうやって歌詞のデータを載せているのか知らないですが、割と間違ってます。少なくないです。既に5,6曲見つけてます。好きな曲の歌詞が間違ってるのとか見ると結構テンション下がりましたね。

あとは細々とした仕様の問題なので今後アップデートされて変わる可能性があるのですが、楽曲のダウンロードとオフタイマーの機能にストレスがありました。アプリにサブスクリプションする(月額を払う)と楽曲が端末にダウンロードできるのですが、かなりの頻度でダウンロードするのにも関わらず(人に寄るか)、その際、一旦「ライブラリ」という所に楽曲・アルバムを登録してからじゃないとダウンロードできないようになってて、二度手間なんですよね。まあ、2回タップするだけなんですけどね。

オフタイマーに関しては、そもそもアプリ上にその機能はないんですよ。なんですけど、iphoneの場合は、時計アプリ(デフォルト)のタイマーのタイマー終了時の音声を「再生停止」に設定すると、それでオフタイマーの機能になります。普通に面倒くさい

AWA

良いところ

  • イコライザ・クロスフェード機能
  • マイクで楽曲検索できる
  • ライブラリが見やすい

他の2つのアプリに比べると知名度やユーザー数が劣る(気がする)AWAですが、個人的には一番好きです。その理由は単純にデザインやUIがしっくりくるというだけなんですけどね。

AWAは再生設定が充実しているのが特徴です。Apple Musicのようにプレイリストの再生設定ではありません(勿論リピート再生やシャッフル再生はできます)。まずは楽曲の音質をユーザー好みに変えることができます。これがイコライザ機能です。特定の周波数帯だけブーストしたりカットしたりすることで、好みの音質に変えたり、聴きたい楽器の音量だけを上げたり、使用しているイヤホンやヘッドホンの弱い部分をカバーしたりできます。また、楽曲の再生時間を1分半だけにして、その上楽曲の転換をフェードアウト・フェードインでナチュラルに繋ぐという再生機能もあり、これがクロスフェード機能です。これも意外に良かった印象です。いろんな曲をたくさん聴きたい時とか結構あるので。

楽曲検索機能も優秀です。特に、マイクで拾った音声から楽曲を検索できる機能が良かったです。実際に再生されている曲を検索することもできますし、曲名を思い出せない曲を鼻歌で歌って検索することもできます。歌が下手な人にとっては悲しくなるだけですが(俺)。

あとライブラリが一番見やすい(超主観的)。

あと、歌詞ダイブ機能っていう、マジで意味わからん機能があります(笑)

悪いところ

  • 料金設定が微妙
  • キューが見れない
  • 日本人向けのプレイリストが少ない

AWAの短所は料金設定です。勿論値段は同じ月980円(学割480円)ですが、他のアプリにあるファミリーパックがありません。ファミリーパックは月額1500円弱程度の値段で家族6人までがサブスクリプションサービスを利用できるという料金プランなのですが、AWAにはこれがないんです。さらに言えば、学割に登録する手続きがとにかく面倒。この手続きしながら、AWAじゃなくても良いかな~って3回思いました。

また、AWAにはキューという機能がなく、シャッフル再生していると、次何が再生されるか全くわかりません。結構ストレスになる時があります。

仕方ないことですが、AWAには日本人ユーザーが少ないので、アプリ上に作られたプレイリストの中に日本人向けのものがそれほど充実していないイメージです。

Spotify

良いところ

  • 基本無料で利用できる
  • プレイリストの共有ができる

Spotifyの強みは、とにかく無料で利用できるというところです。他のアプリでは、月額を払わない場合は楽曲を1分しか再生できないなどの制約が付き、音楽を聴くという機能を十分に利用することはできません。しかしSpotifyの場合は月額を払わなくても、楽曲を聴くことができます。無論、10曲に1回くらいのペースで広告が挟まりますし、楽曲のダウンロードはできないなどの機能の制限はあります。しかしそれでも無料なのに曲が聴けるというのはかなり強いですね。中学生や、普段そんなに音楽を聴かない人とかでもとりあえずダウンロードしとけば、音楽の話についていけないということはまずなくなるでしょう。

さらにSpotifyでは自分で作ったプレイリストを共有できます。(Spotifyのプレイリストなので、Spotifyアプリでしか再生できません)

悪いところ

  • ボイスカットできない

Spotifyでは冒頭に述べたボイスカット機能がありません。

でもそれくらいですかね。良くも悪くもSpotifyは特徴が少ないイメージです。やはり、無料というのは強いですし、お金を払わずサブスクリプションサービスのオーソドックスな機能を利用できると考えると、とりあえずダウンロードしといて損はない気がしますね。ただ、お金がなければアーティストも活動できませんので、アーティストを応援するならちゃんとお金を払うことも必要だ、ということは頭に入れておきましょうね(お金を払うというのは、サブスクリプションサービスの月額を払うという意味ではありません。もっと広義です。CDを買ったり、ライブに行ったりと言った。また、そもそもSpotifyについては、無料の場合でも広告収入がアプリ側には発生しており、楽曲提供契約をしているレーベルにはその広告収入の一部が支払われているので、無料のSpotifyを使っていることが、アーティストを苦しめるということはないので安心してください。ですが、音楽に限らずアーティストが心血を注いで作った作品を無料で閲覧・利用できるということを当たり前だと思ってはいけません。やはりお金を払うことなしにアーティストを応援するということはできないというのが常識と考えるべきでしょう。)。

結局どれも同じ

長々と書いてきましたが、結局どれも同じです。社会人なら月980円、大学生なら月480円で、世に発表されている楽曲の殆どを聴くことができる、というのがサブスクリプションサービスです。ほぼ無料みたいな値段ですよ。音楽を聴く人なら、ダウンロードしといていいんじゃないですかね。今では他にも、YouTubeのサブスクリプションサービスであるYouTubeプレミアムや、LINE MUSIC、ハイレゾ音源に対応しているMoraなど、様々なアプリが台頭しています。結局好みのやつが一番いいです。色々試してみては?(レビューの意味とは?)

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とにかく邦ロックに傾倒。一番好きなのはクリープハイプです。メジャーデビュー前から聞いてて、ライブは行ったことないけど…。他に好きなバンドは、9mm parabellum bulletとかgalileo galileiとかsakanamonとかですね。自分が音楽を聴く上での基本姿勢は「人と同じものを聴かない」なので、こんな感じです。

アニメが好きなのもあって、アニソンも聴きますがガチ勢ではないです。怒らないでね。アニオタが怖いので、どんなアニメが好きかはここでは黙っておきます。

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