合格体験記

勉強
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大学全然始まらない

せっかく受験終わって、晴れて第一志望の大学に合格したというのに…、このご時世ですからね、全然大学始まらないし、映像授業になるし、授業時数そのものが減る始末…。残念ではあるものの、陰キャな自分にとっては新歓イベとかなくなって内心ホッとしているところもある。

まあ今はせっかくの時間なので有意義に使いたい。勉強とかね。

てなわけで、自分の勉強のモチベーションを上げるためにも、現在進行形で受験勉強している方たちのためにも、自分の合格体験記を書くよ。とはいったものの、自分の受験勉強のスタイルはとにかく特殊なので、そこは注意しておきます。

一橋大学商学部現役合格

まず始めに、実績と経歴を説明します。

出身は北海道は小樽という寂れかけの港町で、小学校、中学校は地元の大して頭もよくない(寧ろ悪い、というか小学校に至っては一学年十数人しかいなかった)ところでした。そこから高校は北海道トップ位(笑)の札幌北高校に進学しました。日本一の北大合格者数を誇る札幌北(これはすごいのかすごくないのか…)ですよ。まあ割とちゃんと進学校だったと思います。

高1のときから志望校は一橋でした。高校受験の数学が全然できなくて、「俺は理系ではないな」となり、とりあえずその段階で文系へ進路を絞り、「経営したい」という将来の展望を考慮して一橋にしました。もちろん難関大の部類であることは知っていましたが、せっかくバカ中学から進学校に来たんだし頑張ろうという気がありました。最初のうちはありました。

最初だけでした。

空手部に入部し(一応経験者だったので)たことや、生来の面倒くさがりのせいで、入学して半年で全く勉強しなくなりました。一年生も半ばを過ぎるころには、もちろん授業の予習はしないし、復習もしないし、テスト勉強ですら試験当日の朝に始めるほど(俗にいう「朝漬け」)になっていました。一応それなりにきちんと授業は聞いていましたが(四分の一位の授業は寝てたけど)、小テストや定期考査の成績は、難関大志望者とは思えないものでした。部活を引退する高校三年生の6月まで、家に帰ったら飯食って風呂入って寝るだけ、という生活が続きます。

部活を引退した後から、受験勉強を始め、学校で受けさせられる模試も段々判定が良くなっていき、12月に受けた最後のセンター型模試でA判定を出し、そこで一橋を受けるという意思も固まりました。まあ、結局センター試験の成績は757点(85%弱)しか取れず、一橋に願書を送るには少し不安が残る成績でした。二次試験の形式の方が得意だったこともあって、「なんとかなるだろ」という気持ちも強かったですが。

結果としては一橋大学商学部に現役で合格できたわけですが、べつ「俺すげえだろぉ」ってことを言いたいわけじゃないし、どちらかというと俺はすごくないほうだと思ってて、ここで書きたいのは、「部活で忙しくて、普段勉強する習慣をつけられなかった人が、どうすれば難関大に現役(浪人でも)合格できるのか」ということ、さらには自分の「勉強とはなにか」ということです。

勉強の仕方

さてここからは、部活を引退した後に始めた「受験勉強」の具体的な内容についてかいていきます。その前に一応、使用した科目を説明します。

センター試験:国語、英語(リスニングあり)、数学1A2B、日本史B、倫理政経、物理基礎、化学基礎

二次試験:国語、数学(1A2B)、英語(リスニングあり)、倫理政経

ここからは実際の勉強の内容を書くわけですが、前述のとおり、自分の勉強のスタイルは極めて特殊ですので、「こんな変な人も世の中にはいるんだ」ってくらいに見てください。ここに記す勉強記録は「こうするといいよ」というアドバイスではなく、「俺はこんなことができたんだぜ」という自慢でもなく、後述する「勉強とはなにか」という内容への伏線ですので、そういうつもりで読んでください。

ストレスとの闘い

自分は勉強について「質より量」とか「量より質」とかどっちとも思ってないですが、無駄な時間は絶対に過ごしたくなかったので、とにかく「ストレスのない勉強」ができるよう努めました。

まず、「長時間勉強しない」こと。センター直前や二次試験直前以外は、せいぜい一日三時間前後に勉強時間を抑えました。そして、「週休二日」。二次試験の週に至るまで、週に二日ほど一分も勉強しない日を設けていました。

そもそも自分はn時間勉強して、n時間分の成果が返ってくるとは思ってないんです(nは自然数)。でも無駄な時間は過ごしたくない。できるだけ勉強した時間分の成果をバックしてほしい。そう思ったわけです。同時に処理しなければならないノルマもある(この時期にここまでやっとかないとダメ的なやつあるよね?)。そのうえで集中力が高い状態をキープでき、ストレスなくのびのび勉強できるように計画したい。そんな中で落ち着いたのが「3時間」という時間であり、「週休二日」だったわけです。

そして常に自分が考えていたのは、「いかにしてこの三時間でこの内容を消化しようか」といことでした。そんな試行錯誤の中で生まれたのが次に紹介する勉強法です。ここからは科目ごとに紹介します。

英語

英語はまず単語だと思っています。それなりの単語量が頭に入っていないと、なにもできない、自分の中ではそういうイメージです。なので長文や英作文を始める前に、まず単語帳、熟語帳を記憶することにしていました。使用したのは次の三つです。

速読英単語必修編(センターまでの単語帳。学校の授業で買わされたやつ)、スクランブル(センターレベルの文法とか熟語表現が載った分厚いやつ)、東大鉄緑会鉄壁(二次試験用の単語帳。センター終わってから始めた)

「コツコツやること」がどうしても苦手だったので、単語帳、熟語帳は全部一日で終わらせました。まず一周して、間髪入れず二周目に入り、その際もう記憶した単語は黒の極太のペンで塗りつぶしました。そうすると一ページの情報量が減って、本当に覚えなきゃいけない単語に集中できるからですね。その二周目が終わったら、次は索引をaから順に見ていきます。そこで意味が出てこなかった単語は紙やノートに書きとっていきます。それがzまで終わったら、単語を書きとった紙やノートを何周か眺めて終了です。熟語帳も同じような感じでやりました。こうすると大体4,5時間で全部終わります(鉄壁は丸一日かかった)。

そうして単語を頭に入れてからリーディングやライティングに入るわけですが、英語の勉強で心掛けたのは「声に出すこと」と「ひたすら量をやる」ってことだけです。英語は「言語」なので、とにかく「慣れることが」一番大事、そう思っていて、だから、できないことがあっても全部慣れていないだけと思うようにして、とにかく量をこなしました。センターの過去問や二次の過去問、あとは授業とか学校の講習で使ったテキスト。で、慣れるために心がけたのが「音読」です。言語なのに声に出さないわけにはいかないですからね。あとYouTubeで英語の動画を見たりもしてましたかね。

英語はこんな感じです。特に工夫はありません。限られた時間でひたすら量をやる。これに終始してました。

数学

一橋は数学が難しいことで有名です。ということもあり、数学だけは塾に行ってました。地元の有名でもない個別指導の塾でしたが、そこに北大工学部(その後院に進む)の学生がいたということもあり、その先生に三年間付きっ切りで教えていただきました。とはいえ、勉強の計画は全部自分が立てていて、基本的に塾の先生には問題の解説をしてもらう形でした。利用したテキストは次の通りです。

青チャート(一番やりこんだ。基本的に数学はこれで勉強したし、受験モードになってからも、巻末の総合演習を解いた)、電数(難関大の数学の過去問が載っているサイト。赤本よりこっちを使った。一橋だけじゃなく、東大京大東工大や、北大東北大阪大なんかの問題もたくさん解いた)、YouTube(古賀真輝さんの動画を一番見ていた。基本的に通学の電車の中は、彼の大学入試過去問解説の動画を見ていた。鈴木貫太郎さんや、akitoさんの動画も度々利用していた)、大学への数学難問集「方針をどう立てるか」(ガチの超難問を収録した鬼畜問題集。塾ではこのテキストの解説が基本だった)、はっと目覚める確率(確率がそんなに点数伸びなかったので、確率の有名な参考書であるこれを買って、巻末のハイレベル問題だけ解いた。結局二次試験では確率は半分も得点できなかった(笑))

数学にあたって気を付けたことは「根拠」を意識したことです。公式や解法を暗記することを避け、どうしてこの式や定理が「公式」とされているのか、この問題のどこから解法を発想するのか、ということを考えることに時間を割きました。青チャートの例題から、そのような思考に慣れていくと、難関大の過去問でも「手も足も出ない」ということはほぼなくなりました。

社会(日本史、倫理政経)

社会科目で意識したことは、「暗記」を避けたことです。

「暗記科目」と揶揄される社会科目ですが、そこでいう暗記というのは、単に情報を脳内にペーストするということに過ぎず、そんな無意味な時間を過ごすのは大嫌いなので、できるだけ暗記は避けました。

「流れ」を意識して勉強しました。日本史も倫理も政経も。もちろん最終的には「記憶」にはなるのですが、事件や人名に「歴史的意義」を付随させながらまとめていきました。具体的にどのようにまとめたかは面倒なので書きません(需要もないと思うしね)。もし知りたい人がいたら直接言ってください。記事書きます。

理科

授業と学校で買わされたテキストをやっただけ。

国語

特別なことは何もしてない。てか特に何もしてない。

勉強とは何か

以上が自分が実際に行った受験勉強です。受験勉強以外にも普段の授業では「ノートは取らない」とか、きちんと一周した参考書は単語帳とチャートだけ、みたいなおかしなところがたくさんあるのが自分の勉強のスタイルなのですが、それでいいと思ってるし、そうあるべきだと思ってます。内容ではなく、「勉強のスタイルが特殊」であるべきだということです。

勉強とはパーソナルに工夫すべきものだと思ってます。「こうすれば頭が良くなる」とか「こうすれば何点上がる」とかそんなものはありません。同時に「こうしなければ頭が悪くなる」とか「こうしてる人は絶対低い点しか取れない」とかもありません。人間の特性はその人それぞれです。その人に合った勉強法が必ずあります。勉強しても成績が上がらない人がいますが、それはその勉強法が間違ってるとか、努力が足りないとこではなく、勉強法がその人に合ってないだけだと、そう思っています。そう信じています。

つまり、「自分に合った勉強法とはなんなのか」「自分の特性ってなんなのか」ということを追求することが最も大事で、それこそが勉強の本質だと思っています。「これだ!」という勉強法が見つかれば、あとはやるだけで、作業ゲーです。机に向かってる時間なんてオマケですよ。

でも現実は違います。「何すればいいのかいいのかわからないから先生(またはそれに準ずる人)に『なにすればいいか』聞いてくるわ」とか「○○さん(成績がいい人)がこの参考書使ってたからこれ使う」とかそんなのばっかりです。参考書も自分で考えて選べないような人が、仮に運よく成績が上がって名門の大学に入れたとして、「勉強しかできない人」になるに決まってます。周りがどうやって勉強してるとか、何時間勉強してるとか、そこまで大事でしょうか。そんなことにこだわらず、自分の頭で考えて、それが大事なわけで、それで失敗したり成功したりするのが成長に繋がるわけです。

勉強とは知識を増やすだけでなく、思考力を深めるためのものでもあります。思考を介さない勉強なんて勉強ではありません。それは勉強ではない。書き取りとか写経とかそんなものです。きちんと思考することができたから自分は合格できたと思ってるし、「勉強しかできない人」ではないという自信があります。これを読んでいる多くの人は、これから先もまた勉強する機会がたくさんあるでしょう。自分もそうです。できるだけ多くの人に有意義な学びの時間があることを願っています。

拙い文でありながら長くなってしまいました。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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